近藤の剣岳眺望登山-2/2

１．第3日目(7月28日)

◆早朝に奇跡的に剱岳が見えないかと期待したのですが、台風6号が連れてきた雨雲のために何も見えないままでした。しかし、昨日までの２日間は、天気予報に反して山がよく見えたので、剱岳眺望という目標は達成です。

◆と言うことで、せっかく剱沢まで来たのですが、この日は何も見ないままで帰路につきました。ルートは昨日の逆です。途中、別山への分岐点で雨風が強くなり、雨具をつけました。剱御前小舎まで帰って来ると、雨風はましになりましたが、視界は良くないままでした。

◆室堂バスターミナルに着いても、相変わらずの天気でした。今回は下山してから、地元の温泉施設(立山吉峰温泉)を利用しました。施設から出たときは夕立の豪雨でした。この日の天気はどこも悪く、山で大雨に遭わなかっただけラッキーと言えます。

＜剱沢の朝＞剱沢山荘の前の雪渓を横切り、剣山荘へ向かう一団。この人達も途中で引き返したそうです。

＜剱沢山荘敷地＞山荘出発時もガスで周りは見えません。途中で雨風が強くなり雨具を付けました。

＜剱御前小舎から＞かろうじて奥大日岳は見えますが、雷鳥平・室堂方面はダメです。

＜室堂バスターミナル＞出発点に帰って来ました。今日はずっとこんな天気で視界はダメでした。

２．高山植物

◆今回のもう一つ目的である、雪融け直後の高山植物は、1,2日目と好天に恵まれた間に十二分に楽しむことができました。また、今回「花しらべ」というスマホアプリを試しましたが、花の名前調べに大変有用であることが分かりました。ここでは花をまとめました。

●花のある景色

◆まず、雪渓が消えた直後の室堂バスターミナルの周囲で、チングルマを始めと色々の花が咲き揃っていました。室堂平から離れて遊歩道や登山道を行くと、ところどころに雪渓が残り、雪が融けた跡にはすぐに花が咲いて、素晴らしい景色でした。

◆今回はどこに行っても高山植物で一杯でしたが、雷鳥坂のように観光の遊歩道から遠く離れるとこころなしか花も鮮やかにきれいに見えました。さらに、剱御前小舎から乗越を越えて剣沢側に行くと、更に人が少なく花がよりきれいに見えました。